今年で戦後80年の節目を迎えました。

日本はこの80年間戦争をしていない8カ国のうちの一つとして存在し、現在も私たちは安寧なる日常を過ごさせていただいております。

それはひとえに、先人の方々の尊い犠牲の上に成り立っています。

そのことを決して忘れないためにも痛みを分かち合い、命を繋いでくださった先人の方々の感謝の心を歌でお伝えすべく、今回の歌唱コンサートを企画しました。

沖縄戦で亡くなられた全ての人々に追悼の意を表し、恒久的な世界平和を願い、歌の語源である『 う 』れしい『 た 』のしいの響きで、過去と未来を繋ぐ鎮魂の歌を捧げ祈りたいと言う想いが込められております。

現在、再び世界は激動の時代に突入しつつあります。

平和な国に暮らせていることが当たり前ではないという事を今一度考え、みんなで心を寄せ合い歌で祈りたいです。

温暖な気候、碧く美しい海と空に囲まれた沖縄は今や日本の大リゾート地となっています。

そんな沖縄には80年前、 多くの方が命を落とされた悲しくも痛ましい戦争の歴史があります。

時は第二次世界大戦終焉間近の、1945年(昭和20年)3月26日、日本で唯一の地上戦が、ここ沖縄に始まり、その戦闘は約3ヶ月以上続きました。

沖縄戦終焉の地が糸満市摩文仁（ぶに) の丘陵を含む、平和祈念公園一帯になるのです。

当時の敵国であった米軍が日本本土の攻略の拠点とするため沖縄の占領を目論んで、上陸する事を知った日本軍部は少しでも長く米軍を沖縄に止める作戦として沖縄を地上戦の地にしました。

日本軍の兵力不足を補うため「根こそぎ動員」された沖縄県民は年若い少年、少女も皆戦争に駆り出され、沖縄の住民約9万4,000人が犠牲になりました。

平和祈念公園にある「平和の礎(いしじ)」には世界の恒久平和を願い、国籍や軍人、民間人の区別なく、沖縄戦などで亡くなられた24万人余のお名前が刻まれています。

今尚、戦争による犠牲者の遺骨が出土し、身元が判明したご遺体のお名前が日々ここに刻まれつつあるのです。

このコンサートは無料で、どなたでも参加できるイベントです。

オンラインでの配信も行いますので、世界中どこからでも参加が可能です。
もちろん、沖縄の現地、平和祈念公園での参加もお待ちしております。

平和祈念公園にお名前が刻まれている24万人の方々の魂と、
現代を生きる私たち、24万人が集まり平和への祈りを歌に込める。

24万人の魂に捧げる「祈り」と「感謝」。そして未来への「願い」ー すべてが込められたコンサートを、主催の物部彩花・和音合唱隊が行います。

全国各地に拠点を持つ「歌声で日本から世界を元氣に！」をモットーにした、約1000名のメンバーによる合唱隊です。

世界平和の実現には、まずは自らの心の在り方を見つめ省みること、心身ともに健康であること、そして私たちを育んでくれている日本の歴史や、世界の歴史を学ぶことが大切だと考え、「歌う御神体」を目指して、全国の仲間たちと共に日々学び、鍛錬しております。

出雲大社や伊勢神宮などで「ご神事」を基軸とした歌唱奉納、武道館や代々木競技場など大きな舞台に立つ等、その歌声は今や遥かエジプトにも響き渡り、現在は波動で地球を護り、世界の人々の意識に訴えかける活動へと年々変化と拡大をしつつあります。